出版費用を考えよう

 

電子書籍を自費出版したい人はたくさんいると思いますが、実際のところその目的は千差万別です。みなさんいろんな動機で出版に取り組んでいらっしゃいます。

電子書籍出版の目的をざっくり分けると、だいたい以下のようになります。

 

1.たくさん本を売って儲けたい:副業目的

2.自分の作品を読んでほしい:伝播目的

3.一度は本を出版してみたかった:記念目的

4.昔書いた論文を出してみた:ついで目的

 

この中で、圧倒的に多いのが1番の副業目的です。より正確に言うと、他の2番~4番の方々も、一度自費出版してしまうと、徐々に動機が1番の副業目的に傾いていく傾向があるようです。

ということで、今回の記事はズバリ!

電子書籍の自費出版って儲かるの?

という疑問にお答えするために、まずは費用について整理しておきたいと思います。

 

どんなビジネスでもたいていは立ち上げ段階で初期費用がかかります。

では電子書籍の出版の場合はどうなのでしょうか?

結論を先に行ってしまうと、初期費用が掛かるとも言えますし掛からないとも言えます。

どういうことかと言いますと、原稿となるファイルや表紙画像などを自力で準備できれば費用は一切かかりません。

ただ、実際のところ少なくない割合で、原稿ファイルや表紙画像を有料で作成依頼する人たちもいます。特に表紙画像はその傾向があります。なぜそんなことをするのかと言いますと、ズバリ!表紙画像がさえないと全然本が売れないからです。

では実際にどれくらいの費用がかかるのか、無料で自力でやるにはどのような方法があるのかなどについて、ご紹介していきたいと思います。

 

電子書籍の表紙作成費用

 

この記事を見てくださっている方であれば、ご自身でも電子書籍を購入されたことがあると思います。その時にみんさんがその本を購入する決め手となったのはなんでしょうか?もちろんタイトルや説明文も重要だったと思いますが、それ以上に皆さんの目を引いたのは本の表紙ではなかったでしょうか?

おそらく、電子書籍を購入するか他のほとんどが、タイトルの始めの10文字くらいと表紙画像を見ただけで、その本を買うかどうかをほぼ判断しているといえます。

ですから、表紙づくりはとても重要なのです。そして、お金を払ってでもいい表紙を作ってもらいたいという人もいます。

私もココナラを使って何度か本の表紙を作ってもらったことがあります。かなり売れる自信のある本の表紙作成に5000円払ったこともあります。もっと安いのもありましたが、安いのはテンプレートを使うだけのものなど、自由度が低いために見送りました。ちなみに、このサイトのロゴもココナラで500円で作ってもらいました。関心がある方はいろんな方が表紙作成のサービスを出品していますので、ぜひ調べてみてください。

また、もし自力である程度のクオリティのある表紙を作成したいという方に、ぜひともお勧めしたいのがCanvaです。このサイトでは無料で無数のテンプレートから本の表紙やバナー広告などを作成することができます。海外のサイトではありますが、日本語に翻訳されていますので簡単に利用開始できると思います。私も以前はパワーポイントなどを使って自力で低クオリティな表紙を作っていましたが(笑)、今は表紙はほぼCanvaで完結しています。

出版代行業者に自費出版を依頼する場合は、初期費用に含まれているか、別途費用として徴収されるかのどちらかとなっています。別途費用の場合はだいたい数千円で何パターンか案を出してくれるようです。ただし、料金の安いサービスの場合は、たいがいテンプレートで作られたものを提案されますので、値段相応であることはお忘れなく。

ちなみにミクパブでは、基本的には表紙は自作してもらう方針ですが、ミクパブに依頼する場合は先ほどのCanvaなどを使って作成します。初期費用無料ですが、印税率が少し下がるのと、基本的にミクパブが作った表紙を使用することになるという点は、あらかじめご了承ください。表紙の作成依頼の方法は、電子書籍のデータを入力するページ内に記載されていますが、ページ内のダミーのカバーファイルをアップして出版申請することで、自動的に表紙作成の依頼をしたということになります。

 

電子書籍のEpubファイル作成費用

 

Amazonのキンドルダイレクトパブリッシングであれば、Wordファイルからそのまま出版が可能ですが、Kobo、iBooks、Google Play ブックスなどはEpubファイル、または専用のファイルを準備しないと出版することができません。

それも、例えばKoboで無事に審査を通ったEpubファイルが、iBooksだとエラーになってしまったみたいに、それぞれのストアが掲げている基準に合わせて作成するのがとても面倒だったりします。

また、おそらくネット上をいろいろ検索すると、WordファイルやPDFをドラッグアンドドロップで簡単にEpubファイルにすることができるサイトがいろいろ出てくるかと思いますが、たいていそれで作ったEpubファイルはどこのストアの審査も通りません。

その点、とても優れていて人気があるEpubファイルが作れるサイトとして有名なのが、でんでんコンバータです。このサイトは、テキストファイルにマークアップと言う作業をほどこすだけで、かなり高精度なEpubファイルを作ることができ、ほとんどのストアの審査も通過できるという優れものです。私も以前はこのサイトを使ってEpubファイルを作っていました。ただ、マークアップ作業が面倒くさくなってしまい、今は全く使っていません。特に、長編作品などを出品しようとすると、マークアップすべき箇所が山ほど出てきてしまい、結構疲れた記憶があります。ただ、実際のところかなりの電子書籍の著作者がこのサイトを使っているのも事実ですので、一回くらいはどんなものか試してみても良いかもしれません。

これが難しいとなると、あとはSigilCalibreなどのソフトをダウンロードして、自力で作ってみるという手もあります。

それがいよいよ難しいとくれば、いよいよ有料サービスの登場です。これは「Epub 作成 料金」で調べてみていただければわかりますが、安くて5000円、通常1万円はします。高いものだと2万、3万なんていうのもゴロゴロあります。これまでEpubファイルの作成に1円も使ったことのない私からすると、目玉が飛び出るような費用ですが、実際に利用している人も少なからずいるようです。

ちなみにミクパブでは、Wordファイルの原稿さえ用意してもらえれば、Epub化の作業は運営側でおこなうことができます。自力でEpubファイルを作ったり、そのために一生懸命マークアップしたりする必要は一切ありません。その場合、Epubファイル自体はユーザーが手にすることはできませんが、実際のところ、電子書籍の出版申請をする時以外にEpubファイルを使うことなんてまずありませんのでご心配なく。

この辺りは、正直費用の問題以上に、時間ロスの問題があるといえます。数千円のお金を節約するために数日間をふいにしたということとなったら、その方法が本当に経済的かどうかは疑問符が残りますからね。

 

まとめ

 

ということで、今回は表紙とEpub化の費用を中心にご紹介しました。

結論を言うと、表紙で5000円、Epubファイルで1万円、合計15000円という感じではないでしょうか?

たいていの出版代行業者で自費出版をしようとすると、初期費用で1万~3万円かかりますから、上記の金額が一般的だと言えるのではないでしょうか。ですから、もし有料サービスを使って電子書籍を自費出版するにしても、15000円以上はお金をかねないように注意してください。

もちろんミクパブを使って完全無料で出版することをおすすめしています(笑)。

 

では次回は、電子書籍出版の収入面についてご紹介したいと思います。