みなさんこんにちは。

前回の記事では電子書籍の自費出版の費用についてお伝えしました。

今回はいよいよ、収入についてです。

 

電子書籍の印税率の相場は何%?

 

一般的に、作家が本を出した際に受け取る収入を印税と言います。そして、印税額を計算する元となるのが印税率です。

例えば、紙の本を自費出版する場合、通常ロイヤリティとなる印税率は10%だと言われています。紙の本はだいたい1000円くらいで販売されることが多いでしょうから、一冊売れれば著者には100円の収入が発生することになります。

ただし、実際のところ紙の本の場合は、本が売れる時ではなく、本を刷るときに作家に印税が発生します。だから本が売れなくても収入になるという場合もあるわけですが、逆に本を刷ってもらえなければもう新たな印税を手にすることもできなくなるという面もあります。

では、電子書籍の印税率はいくらなのでしょうか?これは販売ストアによって千差万別ですが、ミクパブが取り扱っているAmazonのKindle、楽天Kobo、iBooksでは70%、Google Play ブックスでは52%のロイヤリティとなっています。この数字は、当然自力で各ストアに出版した場合の印税率で、ミクパブを含め出版代行を依頼すると、印税率は多少下がります。

ちなみに、AmazonやKoboではもう少し印税率の設定が複雑です。どういうことかと言いますと、まずパブリックドメインという著作権切れの本を出版した場合、キンドルでは35%、Koboでは20%の印税率になると決まっています。

また、アマゾンでは249円以下で出品すると印税率が35%、Koboでは298円以下で出品すると印税率が45%になります(価格の上限もあり)。

さらにさらに、アマゾンではKDPセレクトというプランに申し込まなければ、日本語の本は基本的に印税率は一律35%となります。また、KDPセレクトに申し込むと他の販売ストアでの本の出版ができなくなります。そして、写真集など容量の大きい本を出品した場合、1MBにつき1円の配信コストが発生します。

ということで、各販売ストアごとにかなり細かい印税率設定があったりするので、一つ一つよく確認する必要があるかと思います。以上をまとめますと以下のようになります。

 

印税率通常高価格帯パブリックドメイン備考
Amazon Kindle35%
99円~249円
70%
250円~ & KDPセレクト選択時
35%KDPセレクト選択時は1MB/1円で配信コストがかかる
楽天Kobo45%
80円~298円
70%
299円~
20%
iBooks70%70%70%
Google Play ブックス52%52%52%
ミクパブ
(上記4サイト)
50%
アマゾンは15%
50%50%
アマゾンは15%

 

一応ミクパブだとどうなるかも最後の行に入れています。よく見ていただくと面白いのが、楽天Koboで298円以下の本を出すか、同じくKoboでパブリックドメインの本を出す場合、なんとミクパブから出した方がお得になるということが判明しました!不思議ですね。

ただし、近年はパブリックドメインの本の出版は各ストアとも徐々に厳しくなってきていて、特にキンドルとグーグルプレイブックスは絶望的な状況です。もちろん内容にもよりますが。

それと、これもアマゾン限定ですが、アマゾンのKDPセレクトに登録すると、本の貸し出しサービスであるKindle Unlimited からも収入を得ることができます。だいたい1ページ読まれると0.5円という相場が決まっていますので、ページ数の多い本だとそれなりに収入が上がります。逆に数十ページの本だとほとんど関係ありませんが。。。なお、ミクパブはKDPセレクトを選択できませんのであしからず。。。

また、その他のストアのなかには、印税率100%、つまり販売額の全額を受け取れるようなサービスもあります。だだし、だいたいそういうところはマイナーなサイトで、そもそも本が売れません。ということで、こういったレアなケースは無視してよいと言えます。

と言う感じで、電子書籍の印税の相場はざっくり70%だと覚えておいてください。

 

電子書籍の本はどれくらい売れるの?

 

印税率が分かったところで次は何冊売れるのかという話です。ただ、正直こればっかりは、その本のクオリティしだいでもあるので一概には言えません。

しかし、一応かなりざっくりした目安をお伝えすることはできます。その方法はAmazonのランキングです。AmazonのKindleカテゴリーの本のページには、「Amazon 売れ筋ランキング」というのがあり、そこでKindle内でのランキングが確認できます。

そのランキングですが、10000位で1日に1冊、1000位で1日に10冊、100位で1日50冊くらいだと覚えておけばそう間違いはありません。逆に10万位以上になってくると、もうほぼ売れていない状態です。ですから、まずは10000位以内にランクインすることを目指しましょう。

ちなみに、本が一番売れやすいのはAmazonだと言われています。その他のストアは、楽天KoboやiBooks、Google Play ブックスにしても、アマゾンで売れる数の半分~四分の一程度になることが一般的です。そう考えると、アマゾンでしっかり稼ぐことが重要なポイントになりますし、KDPセレクトを選択することも重要な検討ポイントであることがよく分かります。ただし、最近アマゾン以外の販売ストアもけっこう巻き返しを図っているので、今後どうなるかは分かりません。

ちなみに、私が初めて自費出版した本は、キンドルだけでの販売でしたが、始めの年はだいたい平均1日1冊売れて、70%の印税率を掛けると印税収入は初年度10万円といったところでした。ただし、2年目以降、というか販売し始めて2,3か月目で売上がだいぶ下がってきて、今ではほとんど売れなくなってしまいました。

実際に自費出版してみるとわかりますが、1日1冊売れる本と言うのはけっこう大変です。月に1冊も売れない本と言うのもざらにあります。一般的には、5冊本を出したら、10000位以内が1冊、2~4万位以内が3冊、鳴かず飛ばずが1冊というパターンになると思います。そういう観点で考えても、やはり初期費用に数万円を払って本を自費出版してしまうと、初期費用の回収に何年もかかっちゃったりするんですよね。

ぜひ、初期費用無料のミクパブをご利用くださいませ(笑)。

 

結局、電子書籍の自費出版は儲かるの?

 

ということで、最後にまとめとしてシュミレーションをしてみたいと思います。

まず販売価格ですが、一般的にはキンドルでも楽天Koboでも印税率が70%になる300円とします。

販売冊数ですが、いったん1日1冊ということにします。なぜなら、この基準は十分に誰でも到達可能なレベルだからです。

そうすると、シュミレーションの計算式は以下のようになります。

 

300円×70%×365日=76,650円

 

この金額を多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですが、ここで重要なポイントがあります。1日1冊売れるクオリティの本を書ける人は、同レベルの本を量産できるということです。

例えば、1日1冊売れる本を1か月に1冊出版するとします。1か月に1冊本を出版するというのは努力すればできなくはないと思います。なにより、電子書籍は紙の本よりも少ないボリュームでも問題なく出版可能ですから、内容さえ魅力があれば、それでも人は買っていきます。私が初めて自費出版した本もページ数としては40ページくらいでしたが、たくさんの人が買っていきました。

1か月に1冊本を出版すれば、1年間で12冊になります。その12冊の本が生み出す収入は、年収約92万円、ざっくり100万円です

世の中にあまたの副業がありますが、自分のPCだけで完結する作業で年収100万円を稼げるというのは簡単ではありません。ブログを書いてアフィリエイトで稼ぐ人でも、年間100万円というのは途方もない数字です。そう考えると、電子書籍の出版と言うのは大きな可能性を秘めているともいえるわけです。

もちろん先ほど言いましたように、2年目以降は売上冊数は大きく減ります。3分の1くらいになるかもしれません。それでも年間のロイヤリティは30万円ですし、新たに本を書き続ければ、1年目に出したほんと2年目に出版した本を合わせて、年収120万円という計算になります。

これはあくまでもシュミレーションですが、現実としてこういったことが可能なところが、電子書籍の自費出版の面白みでもあります。